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最近読んだ本リスト

  ここ最近6ヶ月間くらいに読んだものはこちらに。

その後作者のあいうえお順のページに移す予定。
(でも、予定は未定〜、かも)

2011年9月14冊読了(漫画1冊含む)
2011年 10月14冊読了(絵本1冊、漫画1冊含む)
2011年11月12冊読了
2011年12月11冊読了
2012年1月12冊読了(漫画2冊含む)
2012年2月23冊読了(漫画3冊含む)

2012年 3月7日現在4冊読了(漫画3冊含む)

  このページ以外にも感想があります。そちらは著者名ごとにページが別れています。

あ〜/か〜/さ〜/た〜/な〜/は〜/ま〜/や〜/ら〜/わ〜

タイトル・著者
その他

感想メモ

「もやしもん」5巻
石川雅之
イブニングKC(漫画)

【2012年3月6日読了】

学園祭(収穫祭)楽しそうだった。無料でもらえるなら、何でも並ぶ地域の主婦連中が怖い。それとおフランスに拉致された長谷川さん。長谷川さん奪回計画やいかに。飛行機の中の菌どもがうるさいという沢木。見えなくても不安だが、見えても面倒くさいらしい。

「もやしもん」4巻
石川雅之
イブニングKC(漫画)

【2012年3月6日読了】

菌の見えなくなった沢木に対する態度で、美里先輩たちはかなり立派だと思った。能力がなければ排除、みたいな女子たちの態度はどうか。そして、ゴスロリ娘は螢だったのか。どうしてそんなことに。沢木も菌が見えなくなるのは初めてじゃないのね。

「学びの園に葬られ」
イヴ&ローク25
J・D・ロブ
ヴィレッジブックス

【2012年3月4日読了】

シリーズ第25作。シリーズとしての大きな流れは相変わらず牛歩の歩み。前巻で生まれたベルに会いに行かなかったり、相変わらずイヴの子供恐怖症は続くようだ。まだまだ赤ちゃんのベルが育つにつれ、どのように対処するのか見もの。犯人に関しては、そう来たかと思ったが、結構読んでる側も厳しかった。

「もやしもん」3巻
石川雅之
イブニングKC(漫画)

【2012年3月1日読了】

2巻に続き、3巻読了。どちらにしても読むのに時間がかかる。ストーリー的にはそんなに突飛なことが起こっているわけでもないのだが、絵に慣れていないのか、コマ割りの問題なのか。突然蛍が登場しなくなったことも不思議。そして、その蛍そっくりの女の子登場。沖縄編。

「もやしもん」2巻
石川雅之
イブニングKC(漫画)

【2012年2月29日読了】

1巻は「もやしもん」の世界に慣れるのに時間がかかり、2巻はその後時間が経ってしまったために、さらに読むのに時間がかかった。見ていると疲れる絵であることは確かだが、の内容的には興味深いので、読み進めることにする。

「活!」
群ようこ、もたいまさこ
角川文庫

【2012年2月29日読了】

もたいまさこと群ようこが一緒に色々なものに挑戦し、写真のコメントはもたいさん、本文は群さんが書いた本。スキー、顔真似、ソシアルダンス、フリーマーケット、山菜採りなどなど。自分がそれをやるものから、やってもらうリフレクソロジーまで様々な体験とそれに対する感想が書き連ねられている。最後は香港まで行ってしまうのだからすごい。

「コンビニたそがれ堂」
村山早紀
ポプラ文庫ピュアフル

【2012年2月27日読了】

元々は児童書だったものを文庫にするために加筆したもの。5つの短編連作。どれもこれも、自分が内に抱えている、でも他人には言えない思いがテーマになっていて、切ない。ただし、最後はホロっとくる作品が並んでいる。作者は猫好きか。

「老いらくの恋」縮尻鏡三郎
佐藤雅美
文藝春秋(単行本)

【2012年2月26日読了】

鏡三郎シリーズ第六弾。謎のご隠居さんが主人公の1冊。一冊としてはまとまっていたが、シリーズとしての話は停滞気味か。それでも鏡三郎の娘、知穂が生まれ育った家から引っ越したので、今後どうなるか期待。ご隠居はキャラが立っていたので、読みやすかった。

「萩を揺らす雨」
紅雲町珈琲屋こよみ
吉永南央
文春文庫【2012年2月25日読了】

数えで76歳の草が主人公の作品。おせっかいなのか、何なのか、自分で気になると、調べてみないと気が済まないたちなのか。由紀乃との交流と別れ、大谷との秘めた交流など、心を打つ部分も。続きも読みたい

「チヨ子」
宮部みゆき
光文社文庫

【2012年2月25日読了】

表題作「チヨ子」をどこかで読んだ覚えがあった。しかし、「個人短編集未収録作品」5作品を集めた文庫本、という売り文句から、一体どこで?と思っていたが、アンソロジーの文庫本に入っていたことが発覚。自分でも記憶が定かではなかったので、安心した。最後の「聖痕」が中編程度の長さになっているものの、その他は程よく読みやすい短編。宮部みゆきは長編も短編も安心して読める。

「ころころろ」
畠中恵
新潮文庫

【2012年2月24日読了】

しゃばけシリーズ第八弾。すでに八冊目ですか。素晴らしい。これだけ飛ばして、先に9冊目を読んでしまいましたよ。後から読んでも違和感がないですが、いきなり若だんなの目が見えなくなっているとは、びっくりした。でも、お約束のように、最後にはちゃんと又見えるようになるし、巻末には萩尾望都さんとの対談まで掲載されていて、かなりお得感のある巻となっとります。

「凶笑面」
蓮丈那智フィールドファイル1
北森鴻
新潮文庫

【2012年2月22日読了】

蓮丈那智シリーズ第一作。別のシリーズに登場していた那智とその助手の内藤のコンビを読んでいたので、新鮮味はなかったが、短編での面白さがあった。毎回、毎回殺人事件に巻き込まれているのはしょうがないのだろうが、そんなに当たる確率が高かったら不審がられるぞ。

「1時間で読める!
ドストエフスキー」
要約「罪と罰」
講談社(単行本)

【2012年2月20日読了】

「罪と罰」だけではなく、その他のドストエフスキーの主な作品の要約も見開き2ページにまとめられているので、あらすじを理解するには結構いい感じ。ドストエフスキーは一作品も読んだことがないので、これをきっかけに読んでみたいと思う。

「椰子・椰子」
川上弘美
新潮文庫

【2012年2月20日読了】

相変わらずファンタジーとシュールの境目を行く川上節。妊娠しているもぐらって、どうよ?山口マオさんの挿絵もシュール加減がいい感じ。この作者は短編の方が好きかも。

「エジプトが好きだから。」
マツムラエリコ、なかがわみどり
JTB(ソフトカバー単行本)

【2012年2月19日読了】

エジプトに旅行に行ってから読んだ。自分たちはここまで徹底したバックパッカー旅行はしなかったので(ほぼパックツアーと同じ手配旅行)、そこまでのいやな思いはしなかったけれど、それでも「あった、あった、こういうこと」と思う部分が結構あった。嫌いな部分も多いけど、それでも好きな国というのは、どこの国も同じかも知れない。

「黄の調査ファイル」
ST警視庁科学特捜班
今野敏
講談社文庫

【2012年2月17日読了】

STシリーズ。今回は山吹さんフューチャー編。そうなるとやっぱり宗教絡み。しかし、どちらかというと、宗教の話をしながら、現代の若者の対人関係、人間関係構築に難があるという話になり、それが原因で宗教に足を突っ込んだり、犯罪を犯すことになったというストーリー。山吹さんが不安神経症だったとは知らなかったが、それを克服できるだけの精神力があったということだ。色シリーズはあと2冊。

「石原家の人びと」
石原良純
新潮文庫

【2012年2月16日読了】

父は現役の都知事、兄も政治家、亡くなった叔父は超有名な俳優、自身も俳優と気象予報士の二足のわらじをはく男が書いたエッセー。単なる家族の自慢話ではなく、淡々と思い出を書いているところが好感が持てる。4人兄弟とは知りませんでした。この本が書かれてから、弟さんも政治家に転身されたようですね。

「天涯の船」下巻
玉岡かおる
新潮文庫

【2012年2月13日読了】

ミサオはヨーロッパに嫁入りし、恋しい人はミサオの留学仲間を嫁に取った。明治時代の話とはいえ、よくもこんなにドラマチックに話が作れるものだと思う。上巻に比べて下巻は抑え気味なのか。モデルとなった松方コレクションなどに興味を持った。

「サマータイム・ブルース」
サラ・パレツキー
ハヤカワ・ミステリ文庫

【2012年2月12日読了】

ウォーショースキー・シリーズ第一弾。初読み作家。読みやすい。しかし、情報をとるためだけなのか、それとも本当にその気になったのか、疑惑の残る男とベッドを共にする女探偵…。その上、空手の腕前も素晴らしく、肝っ玉も据わっていて、女性の友人も数多し。こんな出来た人間がいるのかと不思議に思う。ただし、家事は苦手で離婚もしているという設定。続きも読みたい。

「エロイカより愛をこめて」3巻
青池保子
秋田文庫(漫画)

【2012年2月10日読了】

相変わらずのドタバタ。とうとう本当にアラスカに到達。小熊のミーシャというコードネームが似つかわしいロシアのKGBのおっさんやら、イタリアの棺桶刑事が出てきたり、懐かしさに涙。

「青の調査ファイル」
ST警視庁科学特捜班
今野敏
講談社文庫

【2012年2月10日読了】

STシリーズの青山フューチャー編。その割には他のSTのメンバーも今まで通り活躍する。キャラが立っていて、安心して読めるシリーズの一つ。色シリーズと銘打ち、それぞれのSTメンバーに焦点を当てた作品が続く。

「天涯の船」上巻
玉岡かおる
新潮文庫

【2012年2月9日読了】

初読み作家。大河恋愛小説という帯の宣伝文句に首をかしげながら読んだ。身代わりの辛さ、明治時代のアメリカへの女性の留学などドラマチックな要素がてんこ盛りで、たしかに大河恋愛小説かもしれない。かなりジェットコースター並のストーリーで下巻に期待。

「乙嫁語り」第一巻
森薫
ビームコミックス(漫画)

【2012年2月9日読了】

初読み漫画家。民族衣装が書きたくて時代と舞台設定をしたというだけあって、詳細まで描き込んでいる。一話一話がほのぼのとしているのだが、全体的な話の進み方は遅い。しかし、本当に毎日こんな民族衣装を着て、装飾品をつけていたのかは不明。ハレの日の衣装なのではないか、と疑ってしまう。続きも読みたい。

「風よ聞け」雲の巻
北原亞以子
講談社文庫

【2012年2月8日読了】

戊辰戦争の頃の若者たちの恋と維新の激流を描いた短編。伊庭八郎を主人公に幼馴染の千遠、馴染みの遊女小稲などが絡む。伊庭八郎が実在の人物だとは知らずに読み、後になってから実在人物と知った。維新の頃の話を読むのは初めてではないのだが、なぜか知らなかった。

「日日平安」
山本周五郎
新潮文庫

【2012年2月7日読了】

武家もの、市井もの、合わせて11編の短編が収められている作品集。読みやすいのだが、なぜか時代物なのに「お母さん」「午前三時」などの表現があり、違和感を感じた。表題作は映画の原作だそうだが、映画のことは知らずに読んだ。

「この輝かしい日々」
ローラ・インガルス・ワイルダー
講談社文庫

【2012年2月5日読了】

大草原の小さな家シリーズ第七巻。あの小さかったローラが18歳でアルマンゾと結婚するまでの3年間が書かれている。当時のアメリカの若者の間のしきたりなどが書かれていて興味深いし、デートの様子など、奥ゆかしい。

「ドリトル先生航海記」
ヒュー・ロフティング
岩波少年文庫

【2012年2月2日読了】

ドリトル先生物語第二巻。パドルビーで12歳の少年が先生の助手となり、その他の動物たちと一緒に先生の(会ったことのない)友人、ロング・アローを助けるためにクモサル島へ向かう。皆が先生のことを考え助ける姿勢が素晴らしい。先生は最後には王様になるのだが、その後大きなかたつむりの貝の中に入ってイギリスに戻るという発想が凄い。

「シベリア鉄道9400キロ」
宮脇俊三
角川文庫

【2012年1月30日読了】

1982年、ソ連時代にシベリア鉄道でナホトカからモスクワ経由でレニングラードまで行った旅行記。一週間寝台列車の旅はつらい。文字の読めない国での旅行で大変そうだが、やはり趣味の鉄道のことを注意深く観察していて興味深かった。

「自負と偏見のイギリス文化」
J・オースティンの世界
新井潤美
岩波新書

【2012年1月29日読了】

作者自身がイギリスの学校で中学以降学んでいるので、身をもって体験したイギリス文化の話が書かれている。オースティンの作品のそれぞれのあらすじも分かりやすくまとめられていて、入門編としてはなかなか面白かった。

「絆回廊」新宿鮫]
大沢在昌
光文社(単行本)

【2012年1月25日読了】

前9作目から5年。時代背景は書かれた時代に即しているのに、内容的にはあまり年数が経っていないので、連続して読んでいる人には違和感があるに違いない。しかし、この作品で鮫島が失ったものはかなり大きく、この先、同じような絆を持てる人間関係を築くのは大変だろうと思われる。

「風呂マエ・ロマエ」
ヤマザキマリ
ビームコミックス(漫画+エッセイ)

【2012年1月22日読了】

「テルマエ・ロマエ」1−3巻からの抜粋漫画とコラム、さらには新しく編集長と著者との対談が掲載されている。この対談が爆笑物で、著者の半生がすっかり明らかに。そんな大きなお子さんがいることや、そのお子さんが(イタリア人とのハーフなのに)、イタリア人のご主人のお子さんではないこと、ご主人の方が一回りも年下であることなど、新たに判明。そういうことも加味して漫画を読むと奥が深い気がする。

「テルマエ・ロマエ」4巻
ヤマザキマリ
ビームコミックス(漫画)

【2012年1月20日読了】

第四巻は短編連作ではなく、長編となっている。今回は現代日本から古代ローマに帰れなくなったルシウス。しかも、なぜか温泉街にラテン語のできる美女が登場。この先どうなるのか、ちょっと楽しみ。

「イギリス人はおかしい」
高尾慶子
文春文庫

【2012年1月20日読了】

「ブレード・ランナー」や「ブラック・レイン」で有名な映画監督、リドリー・スコットのロンドンの自宅のハウス・キーパーとして3年くらい働いていた人のエッセー。90年代はじめのことが書かれている。ただし、この女性70年代後半にイギリス人と結婚していた人で、その後、離婚したために永住許可が消滅したため、自力でワーク・パーミットを取ってイギリスに働くために渡航したそうだ。ガッツあり過ぎ。日本人も捨てたもんじゃないなと思う。

「キムラ弁護士が駆けてゆく」
木村晋介
角川文庫

【2012年1月16日読了】

椎名誠の著書で知った木村晋介弁護士の89年代半ばに書かれたエッセー。生い立ちから司法試験受験生時代、弁護士になったばかりの頃の話などが書かれている。ちらちらと椎名誠の著書で書かれていたことの裏付けのような形で確認ができたり、面白く読了。司法試験がどのように大変なのか、初めてシステムに関して知った。

「ロンドン骨董街の人びと」
六嶋由岐子
新潮文庫

【2012年1月12日読了】

80年代から90年代にかけて、3年間をロンドンで過ごし、イギリスの老舗骨董品店スピンクに日本人としてはじめて勤務した女性の書いたエッセー。バブル時期の日本になじめなくて外国に行ったというのは理解できるが、3年で戻ってしまった部分も知りたい気がする。イギリスの階級社会について、またその階級社会が日本をどう見ているのか等興味深く読んだ。

「女のこよみ」
宮尾登美子
角川文庫

【2012年1月10日読了】

宮尾登美子が結婚して長女を出産し、満州滞在を経て、命からがら帰国し、その後離婚するまで住んでいた夫の実家のある農村での生活について書いたエッセー。昭和10年台後半から、30年台半ばまでの高知の農村の生活習慣などが分かって面白い。

「『陰陽師』読本」
平安の闇へようこそ
夢枕獏
文春文庫

【2012年1月7日読了】

一連の陰陽師作品の著者夢枕獏による映画「陰陽師2」に絡めた企画本のようなもの。英が主演役者と著者の対談や、映画のシノプシスがメイン。著者がどのようなことを考えながら作品を書いているのかが垣間見れて興味深い。

「殿下の料理番」
渡辺誠
小学館文庫

【2012年1月5日読了】

いただき物の本。自分では手に取らないタイプの本だったので興味深く読んだ。御所での日々のお食事をどうされているのか等今まで知らなかったことが分かったり、料理人としておそばに仕えていた人による天皇ご一家の垣間見られる人間性などに関して、知識が増えた。

「シェイクスピアを楽しむために」
阿刀田高
新潮文庫

【2012年1月2日読了】

シェイクスピアの名前も知っているし、とりあえずいくつかの作品の内容も知っているけれど、タイトルだけ知っていて、あらすじもよく知らない作品もあるので、阿刀田流ダイジェスト版を読んでみた。内容をよく知らない作品に関しては、「そういう作品だったのか」と思い、知っている作品にしても、「そういう風に読むのか」と新たな感想を持った。

「イタリア古寺巡礼」
和辻哲郎
岩波文庫

【2011年12月28日読了】

昭和二年の年末から3か月くらいかけてフランスからイタリア全土を旅行した時の印象を、日本に居る妻照にあてて書いた手紙を元に再構築した旅行記。哲学家として知られているが、絵画や建築に関するうんちくも相当なもので、しかも、日本文化と照らし合わせた印象が詳細に述べられている。時代のせいかもしれないが、固有名詞の表記が今の物と少し違っていて、多少読みにくかったが、興味深かった。

「一心斉不覚の筆禍」
佐藤雅美
講談社文庫

【2011年12月23日読了】

居眠り紋蔵シリーズ。少しずつだが、紋蔵の家族の行方が見えてきた感じ。すでに毎回の事件よりも家族の行方の方が気になる。例繰方という役職はデスクワークだが、一方では頼りにされている様も出てきたりして、江戸時代の役所の在り方が興味深い。

「忌野旅日記」
忌野清志郎
新潮文庫

【2011年12月19日読了】

清志郎30代後半から40代にかけての頃に、雑誌に連載していた交友録。ただし、ライターに口述して書いてもらっていたらしいが、まんま。本人らしさが出ていて、とても面白い。ネタが豊富。また後半には息子君とかもちょろっと出てきて、よきパパなんだな、と思った。もっと色々読みたかった。残念。

「どうもいたしません」
壇ふみ
幻冬舎文庫

【2011年12月17日読了】

壇ふみさんのエッセーは読みやすい。結構おっちょこちょいだし、一生懸命なんだけど、笑えることも多い。さらっと読めてしまう1冊。しかし、女優と言う割には、彼女が出演しているドラマや映画を見たことがない。一度見てみたいものだ。

「バレリーナの情熱」
森下洋子
大和書房(ハードカバー)

【2011年12月16日読了】

世界的バレリーナの森下洋子が30代後半に書いたエッセー。バレリーナだけではなく、何かを志している人みんなに読んでもらいたい本。既に書かれてから20年以上経っているので、その後のことに関しても読んでみたい。

「ペンギンの憂鬱」
アンドレイ・クルコフ
新潮クレストブックス

【2011年12月15日読了】

ウクライナの作家による、ロシア語で書かれた不条理物語。確かにソ連崩壊直後には「このようになったかもしれない世界」が存在していそうな感じではある。ロシア語タイトルの意味は「氷の上のピクニック」となっている。どんよりした世界観が好みの人にはいいかも。ただ、入院しているペンギンのその後が気になる。

「孤独な夜のココア」
田辺聖子
新潮文庫

【2011年12月12日読了】

短編集。田辺聖子独特の言葉の区切り方に慣れるまでは読みにくかったが、慣れてしまえば田辺ワールドに浸れる。30歳でハイミスと言われてしまうのはいかがなものかと思うが、一般的な世の中ではそう考えている人が少なくないのかもしれない。一つ一つの話は切なかったり、ほんわかしたり、サクサク読める。

「チョコチップクッキーは見ていた」
ジョアン・フルーク
ヴィレッジブックス

【2011年12月11日読了】

初読み作家。いわゆるコージーミステリー。ある意味主婦探偵ジェーンを彷彿とさせる、アメリカの田舎町での出来事が中心。そんな中でも家族から独立し、別のアパートで独り暮らしをし、クッキーの店を切り盛りしている主人公。クッキーの店だけでやっていけているのかどうかは不明だ。続きも読んでみたい。

「霜の朝」
藤沢周平
新潮文庫

【2011年12月10日読了】

藤沢周平作品はどれを読んでも落ち着く。表題作は紀伊国屋文左衛門に関して、商敵とも言える奈良茂が過去を振り返る形で書いたもの。サイドストーリーになりそうなお里の話などもあり、短編で終わっているのがもったいない気がする。

「見知らぬ場所」
ジュンパ・ラヒリ

新潮クレストブックス(ソフトカバー)

【2011年12月8日読了】

インド移民二世であるラヒリの短編集。様々な形の人間関係が書かれている。基本的には主人公はラヒリと同じインド移民二世で、両親や兄弟との関係が淡々とした文章の中で徐々にあらわになっていくように書かれている。後半の連作が良かった。

「ウィーン 旅の雑学ノート」
山口俊明
ダイヤモンド社(ソフトカバー)

【2011年12月4日読了】

ウィーンに関するうんちくがたくさん盛り込まれた、地区ごとの街歩き紹介本。かなり前だが、ウィーンには2回行ったことがあるので、いろいろ思い出しながら読んだ。また行くことがあれば、行ってみたい場所、興味深い場所も見つかった。

「おばあさんの飛行機」
佐藤さとるファンタジー童話集3
佐藤さとる
講談社文庫

【2011年11月29日読了】

表題作は以前絵本で読んだことがあるもの。他にも低年齢児童向けの小品が並んでいる。全てが読んでほっこりする。しかし、習作も含まれているのか、起承転結がはっきりしていないものもある。面白いエッセンスを引っ張り出して、別の作品にしたのかもしれない。

「小さな国のつづきの話」
コロボックル物語5
佐藤さとる
講談社文庫

【2011年11月29日読了】

どうも以前に読了していたらしい。再読。コロボックル物語はいつ読んでも楽しい。だからこそ、長きにわたって人気のある児童書となっているのだろうと思う。

「亜愛一郎の逃亡」
泡坂妻夫
創元推理文庫

【2011年11月28日読了】

初読み作家。なのにシリーズ第三弾。シリーズを最初から読んだ方が面白かったのかもしれない。しかし、顔はイケメンなのになんだか頼りないカメラマンの愛一郎が、実は、という驚きが最後に隠されていて、しかもシリーズに登場した人々の「今」も同時に分かる仕組み。さかのぼっても読んでみたい。

「もとちゃんの痛い話」
新井素子
角川文庫

【2011年11月24日読了】

麻酔の効きにくい人がいるのは知っていたが、これは痛い。しかも、こんな病気聞いたこともなかったので、ある意味勉強になった。後半は虫歯を軽く見てはいけないというエッセー。

「おまえさん」下巻
宮部みゆき
講談社文庫

【2011年11月22日読了】

下巻後半の、それぞれの登場人物の目線で少しずつ違った様子が描かれているのが興味深かった。また、同じ甥っ子なのに、面識のなかった弓之助の兄、淳三郎と平四朗がすぐに打ち解け、その淳三郎がいい味を出していたのが良かった。年齢の割には突っ張った感のあった弓之助だが、兄に対してはどうしても子供っぽさが抜けないというか、素の自分に戻ってしまうところが笑えた。

「おまえさん」上巻
宮部みゆき
講談社文庫

【2011年11月19日読了】

「ぼんくら」「日暮らし」に続くシリーズ第三弾。しかし、長い。長いが、どんどん先を読みたくなる。おでこの三太郎と弓之助の成長が目を見張るようだった。コンビを組んで、大人の知らないところで色々な事を調べている末恐ろしい二人組である。

「ガリコン式映写装置」
椎名誠
幻冬舎文庫

【2011年11月15日読了】

実は以前に読破していたらしい椎名誠のエッセー。映画に対する想いが伝わってくる。映画監督をやるようになってから、それでもまだ手探りの状態の様子がよくわかる。しかし、映画撮影の現場って大変。

「やなりいなり」
畠中恵
新潮社(ソフトカバー)

【2011年11月14日読了】

シリーズ10周年だそうで。そんなに続いているとは知りませんでした。その割には登場人物に成長の跡が見られないような。いつもわいわい楽しそうでいいけどね。次作に期待。

「ツタンカーメンの謎」
吉村作治
講談社現代新書

【2011年11月8日読了】

エジプト滞在時に読了。昔から名前と黄金のマスクに関してだけは知っていたファラオ、ツタンカーメン。古代エジプトのファラオたちの興味深い話なども書かれており、最初の一冊としては面白かった。2005年に再調査されたツタンカーメンのミイラに関しては情報不足。

「パイナツプリン」
吉本ばなな
角川文庫

【2011年11月7日読了】

よしもとばななが20代半ばで書いたエッセー。今でも通じる考え方が、当時は斬新だったのかもしれない。子供の頃から、自分の将来を見据えていたとは驚き。

「若菜摘み」
今井絵美子
角川春樹事務所

【2011年11月4日読了】

シリーズ第七弾。すでに登場人物も安定しているし、人物の掘り下げなどもないが、この作品ではとめ婆さんの意外な姿にびっくり。本編的には、ちょっと進んだかな、くらいだが、子供の成長を見ていると、意外に時間が経っていることが分かる。

「バンク・ホリデイ」
十貴川洋子
集英社インターナショナル

【2011年11月2日読了】

ロンドンのシティで働いているキャリア・ウーマンな日本人女性を描きたかったのか、尻軽女の典型な日本人女性を描きたかったのか、全く不明。そういう人もいるんだろうな、くらいな感覚。外国で頑張っている日本女性が皆こういう風だと思われても困る。

「聖☆おにいさん」第七巻
中村光
モーニングKC(漫画)

【2011年10月30日読了】

噛みしめる可笑しさというか、しっとりとした笑いがあった。だんだんネタに困っているのかなという気がしなくもないが、まだまだがんばってもらいたい。

「ふしぎなかぎばあさん」
手島悠介
岩崎書店

【2011年10月30日読了】

童話というか児童書。カギっ子が家に帰る途中で鍵をなくして困っていたら、不思議なかぎばあさんが現れて、という内容。本当にこういうおばあさんがいたら、と思う反面今の子供たちはこんな知らないおばあさんは家に入れないだろうな、とも思う。そして、このシリーズがこんなにたくさん作品があることも知らなかった。

「狐闇」
北森鴻
講談社文庫

【2011年10月30日読了】

冬狐堂シリーズ長編第二弾。同じ作者の未読シリーズの登場人物蓮丈那智たちが登場。そちらのシリーズも読んでみたい。陶子&その仲間たちという布陣で、歴史の闇に挑む形になった本作。香菜里屋まで出てきて、懐かしかった。

「私的生活」
田辺聖子
講談社文庫

【2011年10月27日読了】

3部作の2作品目。30年も前の作品とは思えない作品。人間関係というか、男女の機微は全然変わってないらしい。人それぞれに価値のある物が違うから、夫婦として一緒に生活していても、どこかで割り切ってないと一緒の生活はつらくなるということか。3作目も楽しみ。

「まんまこと」
畠中恵
文春文庫

【2011年10月25日読了】

「しゃばけ」シリーズで有名な畠中さんの新シリーズ。お気楽で遊び人の麻之助は名主の息子。しかし、芯は優しい若者だ。父親の名代として、持ち込まれた問題を解決したり、幼馴染と騒いだり。ここにきて許婚との話がとんとん拍子に進んでしまい、困ったことに。続きが楽しみ。

「こころげそう」
畠中恵
.
光文社文庫

【2011年10月23日読了】

幼馴染9人組だったのが、2人の兄妹は溺れ死に、その妹は幽霊として現れ、9人のもつれた恋路を解決するために、下っ引きの宇多に協力する、という話。宇多の鈍さ加減が半端ではない。最後に上方に出発した弥太が思い人を連れて行ったところが男前。

「ゆんでめて」
畠中恵
新潮社(ソフトカバー)

【2011年10月22日読了】

しゃばけシリーズ第九弾。いきなり、火事から4年後の話が始まり、仲間だった屏風のぞきが行方不明とのことで、心を痛めたが、その次の話は火事から3年後、さらに三話目になると火事の2年後、というように、どんどん年がさかのぼり、「その日」に二股路で右に行ったばかりに、結果として悲しい話になったので、「その日」に左に行ったことで、どこまでそれが修正されるのか、結局若だんなの淡い恋物語や、利根川の河童との出会いなどは、左側に行っても、残されるのか、先を読んで解決していればと思う。

「だめだこりゃ」
いかりや長介
新潮文庫

【2011年10月22日読了】

「8時だよ、全員集合!」で有名なドリフターズの一員だったいかりや長介の自伝。特にドリフターズに興味があったわけではないのだが、人となり、人生など、きっと面白そうだと思って読んでみた。ドリフターズの成り立ちや、番組終了後の身の振り方など、知らない話も多く、興味深かった。

「11匹のねこ」
馬場のぼる
こぐま社(絵本)

【2011年10月21日読了】

懐かしくて借りて読んだ。なぜ猫は12匹じゃなくて、11匹なのか?とか、本当にみんな仲良く魚を分けて食べてるのか、とか、言いたいことはたくさんあるが、可愛いものは、可愛い。たくさんシリーズ化されているのも納得の可愛さ。

「神隠し」
藤沢周平
新潮文庫

【2011年10月19日読了】

読み出したら2日で読了。やはり藤沢周平は読みやすい。どの話も心に響いたが、特に「小鶴」と「桃の木の下で」が良かったかも。終わり方が暗い話もあって、やりきれなくなった。「神隠し」は連作にして、シリーズ化もできたのでは、という作品で、残念。

「私の美の世界」
森茉莉
新潮文庫

【2011年10月17日読了】

非常に読了に時間がかかった。書いてあることは一つ一つ興味深いのだが、独特の文体とテンポのせいで、続けて何ページも読み続けることができなかった。すべてが主観に基づいているので、読んでいて辛い。自分でも文章の素人と書いていたが、その通りだと思う。これが、もしも森鴎外の娘でなかったら、誰か、原稿を依頼しているのだろうか。自分の特殊性を意識しているのかどうか、わからないが、頑固な女性の意見という見方もできるかもしれない。

「ヴォルガの舟ひき」
イリヤ・レーピン
中公文庫

【2011年10月16日読了】

以前に読んだことがあったとは思うのだが、記憶が定かではないため、読んでみた。幼少の頃から、ペテルブルグに上京し、美術アカデミーで研鑽していた時期、それ以降の話と、当時の風俗や習慣のことまで、事細かに書かれていて、いろいろな意味で興味深かった。ワシーリエフという若くして亡くなった風景画家の絵が好きなのだが、ここに彼の話もたくさん書かれていて、もっと知りたいと思った。

「やってられない月曜日」
柴田よしき
新潮文庫

【2011年10月9日読了】

「ワーキングガール・ウォーズ」の続編のような、スピンオフ作品。ちょっとオタクなコネ入社の経理部員のOL生活に関して、柴田さんが書くとこうなります的な感じ。寧々という主人公の成長物語でもある。作品を読んでも、不可解な部分はそのまま残るが、謎解きのための作品ではないのでしょうがないだろう。

「ダルタニャンの生涯」
史実の『三銃士』
 
佐藤賢一
岩波新書

【2011年10月8日読了】

アレクサンドル・デュマの描いたダルタニャンのモデルが実際に居た、というところから話は始まっているが、史実(つまり、作品の資料)に見え隠れするダルタニャンと、作品に描かれているダルタニャンの比較も含み、なかなか興味深い話だった。

「ねこ捜査官ゴルゴンゾーラと
ハギス缶の謎」
ヘレン・マルグレイ
モーナ・マルグレイ
ヴィレッジブックス

【2011年9月30日読了】

麻薬捜査官の猫、という設定はなかなか良かったのだが、いかんせん、人間の方がどたばたしていて、今ひとつ物語に信ぴょう性がなく、話に入り込めなかった。ミステリーとしても、無駄に人が死んでいるし、最後は問題が解決したようには思えなかった。

「やっぱり猫が好き」
もたいまさこ
小林聡美
室井滋
幻冬舎(ソフトカバー)

【2011年9月29日読了】

ドラマ「やっぱり猫が好き」の中から、三谷幸喜がシナリオを書いたものを選び、さらにはアドリブまで採録したものを、再度三谷さんがチェックをしたもの。面白いけど、映像がないと、やっぱりつまらない。間というか、ノリというか、文字では表現しきれないものがある。

「きのう何食べた?」5巻
よしながふみ
モーニングKC

【2011年9月26日読了】

待ってましたの5巻です。髭のジルベールって。。。指輪のエピソードと、レジ係の人とのエピソードが良かった。ケンジとシロさんのご両親とのご対面が楽しみ。あまり季節感のない巻だった。夏〜、とか冬〜、というのが感じられなかった。

「チェーホフを楽しむために」
阿刀田高
新潮文庫

【2011年9月22日読了】

アトーダ式チェーホフ解説本。前半の「人」となりに関してのページは面白かったが、後半の作品に関してのページはあまり面白くなかった。阿刀田さんがモスクワを訪れた話は興味深かった。チェーホフはかなりの作品を読んでいると思っていたが、まだまだ読むものはたくさんあるらしい。

「心だより」
澤地久枝
講談社文庫

【2011年9月21日読了】

ノンフィクションで有名な澤地さんのエッセイ。たぶんノンフィクションで疲れた気持ちをエッセイで軽くしたかったのだろうが、エッセイでも関連したことを書いているので、あまり軽くなっていないかも。彼女の基となっている満州での生活について書かれている部分が興味深かった。

「密室の鍵貸します」
東川篤哉
光文社文庫

【2011年9月18日読了】

初読み作家。本屋大賞を受賞した作家のデビュー作品。しかし、かなりのドタバタで、好き嫌いがはっきりするかもしれない。シリーズ化しているとのことで、2−3作品読んでみないと良さが分からないかも。私的には★1つかな。

「かもめ食堂」
群ようこ
幻冬舎文庫

【2011年9月17日読了】

映画の原作。映画は見ていないが、読後感はほっこり。実際問題として、外国で日本人が食堂を経営するとすれば、食品衛生関係の許可や労働許可など、様々な手続きが必要だが、ここではそのような実務的な話は抜きにして、人間関係に焦点を当てた物語となっている。そういう意味では夢の世界。

「名画を見る目」
高階秀

岩波新書

【2011年9月16日読了】

書かれたのが昭和44年とのことで、かなり古い本。しかし、絵画の解釈は時代によってそこまで変化するわけではないので(新しい解釈というものもあるとは思うが)、ためになることもたくさん書いてあった。大部分が、実際に見たことがあったり、カタログなどで見たことがある絵だったのも、読みやすい原因だと思う。

「ノーサンガー・アビー」
ジェーン・オースティン
ちくま文庫

【2011年9月11日読了】

面白かった。オースティンの初期の作品だとのことで、ウィットに富んだ内容に笑いがこぼれる。キャサリンが馬鹿正直で、人を疑うことも知らず、自分の発言が他人にどう取られるかなど全く気にしない性格で、今ではなかなかこういう人はいないのでは、と思わされる。それに対してヘンリーは揚げ足取りで、ちょっと厭味だけど、妹思いの教えたがり。200年も前の作品にも関わらず、時代を今に移しても十分通用する内容。

「旧約聖書を知っていますか」
阿刀田高
新潮文庫

【2011年9月10日読了】

プロテスタントの学校に通っていたため、キリスト教は身近だったし、新約聖書も毎日読まされていたので平均的な日本人よりはイエス・キリストの生涯などには詳しいと思っていた。しかし、旧約聖書はほとんど読んだことがなく、有名な出来事も詳しくなかったので、「とりあえず」内容を確認するという意味で読んでみた。この程度の内容でも、知っているのと知らないのでは、ヨーロッパの国を理解する上でかなり違うと思う。

「帰省」
藤沢周平
文春文庫

【2011年9月7日読了】

藤沢周平の未刊エッセーとのことだったが、逆にテーマがバラバラで、読みにくい部分もかなりあった(テーマに興味が持てなかったため)。バラバラだったのはテーマだけではなく、執筆時期もかなりバラバラだったのではないだろうか。どちらにしても、藤沢周平の新しい作品が読めないのは残念だ。

「魔女の宅急便」6巻
角野栄子
福音館(ハードカバー)

【2011年9月6日読了】

シリーズ最終巻。前の号から15年が過ぎている。双子の両親となったとんぼさんとキキ。男の子は魔女になれない、というのはトトにとっては可哀そうだけれど、魔女猫語は話せるんだ。皆のそれぞれの旅立ちに乾杯。

「魔女の宅急便」
魔法のとまり木5巻
角野栄子
福音館(ハードカバー)

【2011年9月4日読了】

シリーズ第5巻。とうとうとんぼさんが学校を卒業して戻ってくることに。その前にジジとの会話が成立しなくなりそうになったり、ほうきが言うことをきかなくなったり、キキにとっての試練の日々が。それらを乗り越えて、とんぼさんも戻ってきて、めでたし、めでたし。

 

 

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